藤井聡太竜王 朝日杯ベスト4ならず 直近10局6勝4敗 王将戦暗雲
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将棋の藤井聡太竜王(19=王座・叡王・棋聖の四冠)が16日、愛知県名古屋市で「第15回朝日杯将棋オープン戦」で永瀬拓矢王座(29)に109手で敗れた。5年連続の参加となる朝日杯で初めて4強入りを逃した。初登場の2018年、19年を優勝。20年は準決勝で千田翔太七段(27)に敗れたが、昨年は優勝に返り咲いている。
振り駒の結果、永瀬の先手となり、雁木模様となった。終盤に永瀬王座がじわりと形勢をつかみ、藤井竜王はペースをつかめず敗北した。藤井竜王は「結果は残念ですけど、内容をしっかり振り返って次につなげるようにしたいと思います」と振り返った。
直近10局6勝4敗、本年度成績も・797と8割を切るなど、最年少五冠を目指す王将戦が進行中だが、暗雲が立ちこめてきた。「少しでも内容をよくしていけるように頑張りたいと思います」と淡々と語った。