「あしたのジョー」などで知られる漫画家・ちばてつやさん（８３）が１７日、自身のブログで「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」などの野球漫画で知られ、１０日に亡くなった漫画家・水島新司さんを追悼した。８２歳だった。２人は草野球仲間で、同世代。互いに切磋琢磨してきた。

　１０月末に入院し、心臓の動脈弁の手術と喉の腫瘍治療を行い、今年１月４日のブログで仮退院を報告していたちばさん。自身も闘病中の身だ。

　ブログでは「『男どあほう甲子園』や『ドカベン』の作者　水島新司さんが１月１０日に亡くなったそうです。彼とワシはひとつ違いの同世代。先日、『漫画家引退発表』と聞いて、あれ？どこか体調が悪いのかな・・・と心配はしていましたが、まさか逝ってしまうとは。いつかコロナ禍が落ち着いたら、じじい同士でキャッチボールしようぜ、と約束していたのに・・・」とコロナ禍で会うことがかなわないまま、突然の別れとなったことを惜しみ、「何にしても、水島新司さん、長い間お疲れ様でした。」とつづった。

　互いにユニフォーム姿で水島さんと肩を組み、自身は涙をポロリと流すイラストを添え、「そう言うワシも今はまだ闘病中の身の上。この先どうなるかわからないけど、ひとまずは、お見送り、心からご冥福をお祈りします。（合掌）」と追悼した。

　（※投稿の数時間後、ブログの内容が変更になっています）