【山田美保子のミホコは見ていた!】「Nスタ」井上貴博アナの魅力

 昨年12月に発表された「第17回 好きな男性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)で第1位に輝いたのは「news every.」(日本テレビ系)の藤井貴彦アナ。同期入社で、共に高身長であることから「日テレのツインタワー」と呼ばれた相方、羽鳥慎一は同ランキングの常連だが、最新版では、その羽鳥を抜いて藤井アナが1位になった。新型コロナウィルスの感染拡大に際し、視聴者に寄り添うコメントが評価され続けての結果だった。

 その「第17回~」で初登場9位にランクインしたのが、「news every.」の裏番組、「Nスタ」(TBS系)の井上貴博アナだ。2007年の入社以来ずっと報道情報系の番組を担当。2010年1月から約4年間、「朝ズバッ!」で、みのもんたに鍛えられ、「あさチャン!」を経て、国分太一、真矢ミキの「白熱ライブ ビビット」の進行役で主婦層に人気を得た。

 ホラン千秋と共に「Nスタ」の平日総合司会に就いたのは17年4月のこと。同番組の視聴率はジワジワと上がり続けている。

 東京都出身で生粋の“慶應ボーイ”だが、それを鼻にかけることは一切ナシ。2005年「第77回選抜高等学校野球大会」で後輩=慶應義塾高校野球部の学生コーチを務めたエピソードは有名だ。

 「Nスタ」では、いわば座長としてメインを務める井上アナだが、全く偉ぶるところがなく、だからと言って変に遜(へりくだ)ることもなく、わざとらしさがないのが魅力。

 ホランとタッグを組んだ当初、彼女の瞬発力やバランス感覚を随所で絶賛し、「助けられています」と謙虚だったことも忘れられない。

 先輩、後輩含め、アナウンサーが大勢出る番組だが、全員の長所や持ち味を漏れなく視聴者に伝え、常に盛り立てる優しさもある。

 19日は、プライベートでも親交がある番組のコメンテーター、今村翔吾さんが「塞王の楯」で「第166回直木賞」を受賞し、井上アナが「生放送で泣いた」と各紙に報じられた。

 個人的には、先日、交通情報で「向島」を「むかいじま」と読んでしまい、訂正した後、「恥ずかしい」と呟いたのが名場面。こうした正直な人柄が真骨頂の井上貴博アナのフリートークをもっともっと聴いてみたい。

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