「コント赤信号」のメンバーで、俳優の小宮孝泰（６５）が２２日、都内で行われた主演映画「桃源郷的娘」の公開記念舞台あいさつに、俳優・永里健太朗（３４）らと出席した。

　日活社員の太田慶監督が、川端康成の「眠れる美女」をモチーフに、男性機能を失った老人が、どうしても恋した娘を抱きたいと暴走する欲望を描いた作品。

　劇中で描かれる“できない男性の葛藤”について、永里は「わかります。自分も現にそうなっている」と告白。小宮は間髪入れず「そうなってるのかよ！！普通の感じで言うなよ」とツッコミ。永里は「お酒が好きなので、飲み過ぎちゃうと」と照れ笑いを浮かべた。小宮は「お酒の場合なら、明日は回復してるんじゃない」とフォローし、笑いを誘った。

　自主映画で低予算の中、「２０１９ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で北海道知事賞を受賞したことに触れ、小宮は「これは信じられませんね」と笑顔。２年以上たった今でも、驚きを隠せない様子で「北海道知事はこういう題作が好きということですね」とジョークを飛ばした。