専門家「今、風邪の症状がある人はコロナと思って結構」にスタジオ驚き

 フジテレビ系「バイキングMORE」が26日、新型コロナの受診、検査について政府が新方針を示したことを伝え、感染症が専門の長崎大学大学院教授・森内浩幸氏の解説にスタジオでは驚きの声が広がった。

 番組では、受診や検査に時間を要する地域への政府の新たな対応を報道。軽症で重症化リスクが低い若年層に新型コロナ感染の疑いがある場合、医療機関を受診しなくても自身でウイルス検査をし、結果を行政に連絡しての自宅療養が可能に。また同居家族に陽性者が出た場合、検査せず医師の判断で感染を診断することが可能になったと伝えた。

 MCの坂上忍が「検査の限界でしょ」と吐き捨てた後に「でも、いくらお医者さんといえど、検査しないで感染の診断を判断するってできるのっていう声が多いんですが、どうなんですか」と質問。

 森内氏が「フェーズ(流行段階)によって違います。例えば今から1カ月前であれば、風邪症状があった人が新型コロナなのか風邪なのか誰にもわかりません。だから検査をしないといけないし、より精度の高い検査で確定するということになります」と断った上で「でも今、風邪の症状がある人は、もうコロナと思って結構です」と断言すると、坂上は「あー?そうなんですか?」元AKBの高橋みなみも「えー!」と驚きを隠せなかった。

 スタジオの動揺に構わず、森内氏は「特に同居しているような人とかで、そのあたりで症状が出ている人、検査でもし陰性だったとしても、それは検査が間違い。疫学的におそらく感染しているだろうなという人に症状が出てるときには、これはもう間違いがないことですし、いろんな症状が出ている人が抗原検査で陰性だったとしても、それはおそらくまだ十分な量のウイルスが出ていないか、もしくは検査の検体の取り方が悪かったとかいろんな理由でウソの陰性になっているだけだと見なす方が正しいです」と断言を続けた。

 坂上が真剣な表情で「だったら身内で陽性者が出て、僕が発熱したとしたら、もう検査もせずに『いや僕はもう陽性なんで』って言って休むってこと?」と確認すると、伊藤利尋アナウンサーが「まあ医師の診断を受けるってことですよね、検査なしで医師の診断を受ける」とフォロー。

 森内氏がさらに「すぐに抗ウイルス薬を使えば重症化を防ぐことができる人だけに確実により早く診断をする、そのために検査をするということであって、そうじゃない人は検査をすることのメリットって、そもそもあまりない」と説明。「ただし、自分勝手にじゃないです。あくまでも判断を医師が下して、その診断のもとに沿っていくということになります」と検査はしなくとも医師の判断は必要であると強調した。

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