歌手・田原俊彦（６０）が２７日、都内で、写真集「ＤＯＣＵＭＥＮＴＡＲＹ」（講談社）の発売会見を行った。還暦記念作とあって、“赤ちゃんちゃんこ”ならぬ“赤ふんどし”でヌードに初挑戦。下ネタ交じりに撮影秘話を明かしつつ、「同世代の昭和の連中が６０歳の僕を見て、『トシちゃん、まだまだやるな！！』と励みにしてもらえたら」と熱い思いも伝えた。

　写真集で着用した紺のスーツで登壇すると、しっかりストレッチしてから代名詞の足上げを４連発で決めた。１発目だけ、「滑る！！」と少しよろけたのもご愛嬌。年齢を感じさせないパフォーマンスを見せつけて、「子供の頃の６０歳は『おじいちゃんだな』という目で見てましたが、人生１００年の時代、６０であぐらをかくわけにはいかない」と活力をみなぎらせた。

　週刊誌「ＦＲＩＤＡＹ」チームとのタッグで制作した。オファーを受けて、「『勘弁してくれよ』と思いましたね。いろんな女性と撮られましたし。撮られまくって、やられまくってますから、逆に面白いんじゃないかと」と“天敵”と和解。ヨーロッパ調のホテルや千葉・九十九里浜などでのロケで、りりしく決めた姿や女性と戯れてキスマークを付けるおどけ顔を、写真家・下村一喜氏が撮影した。

　中でも異彩を放つのが、還暦を迎えての“決意の赤ふん”だ。芸能生活４３年で初のヌードに挑んで、「ビビってたんですけど、楽しかった。ふんどしを巻くときは、少し恥ずかしくて。女性スタイリストにイチモツを預けて、お尻を見せるとは」と回想。「ギャランドゥーがどうなっちゃうかと大変でした。前バリこそなかったですが、田原俊彦自身はおとなしくしてました。アハハハ」と下ネタを飛ばした。

　肉体美の秘けつを聞かれると、「好きな物を食べるし、ストイックじゃない。なぜ体をキープできるか謎ですが、田原俊彦という職業をずっとやってきたから、こうなったんだと思います」と“名言”がさく裂。夏には全国ツアーも予定しており、「まだまだ攻めるぞ、田原俊彦！！」とアグレッシブな６０代を目指していた。