元衆院議員の金子恵美氏が２９日、日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。大学入学共通テストの試験中に世界史Ｂの出題内容を写した画像が外部流出し、大学１年の女子学生（１９）が出頭した件について、「これは後を絶たない問題ではないか」と指摘した。

　女子学生はスマートフォンを上着の袖に隠して撮影した旨を話していると報じられている。

　金子氏は「今回の女子学生の不正行為は、ある意味、受験生に注意を促して取り締まるということが今後可能かということを問題提起したものだと思う」と語った。

　「そういう意味で言うと、（今後対策は）文科省と連携してということでありますけれども、たとえば、そもそも携帯を持ち込まないように会場で一度回収するとか、現実的でないかもしれないが、完全に電波を遮断する環境作りをするとか、さまざまな知恵を絞っていかないと、これは後を絶たないような問題ではないかと思います」と時代に合わせた対策を講じる機会だと指摘した。

　キャスターの野村修也氏は「実際に試験監督をしていると不正はよく、分かる」とし、「本当に見つかったら一生を棒に振りますので、こういうことは絶対にしないようにして欲しいと思います」と述べた。