昨年１２月１８日に３５歳で急逝した歌手で女優の神田沙也加さんの「お別れの会」を開催しないことを５日未明、所属事務所が公式サイトで発表した。

　事務所は同サイトで「多くのファンの皆様からお声を頂戴しております『お別れの会』につきまして検討いたしました結果、静かに故人を偲びたいというご両親の意思を最大限尊重し、また、新型コロナウイルスの感染状況等も考慮の上、開催は見送らせていただきます」と、父で俳優の神田正輝と母で歌手の松田聖子の意思を尊重した上での結論と説明した。

　その代わりとして、沙也加さんへの追悼メッセージを投稿できる専用ページを開設。「お預かりしたメッセージは、必ずご両親にお届けさせていただきます」としている。

　同時に１月３０日に四十九日の法要を営んだことも報告。「深い悲しみの中、共に歩んできた日々を振り返り、神田をどこまで理解できていたのかと自問自答を繰り返し、喪に服して参りました。改めまして、神田を守ることができなかったことを、皆様に心よりお詫び申し上げます」とファンに謝罪した。

　また、沙也加さんが発信してきたＳＮＳや動画などについては「可能な限り現状のまま運用を続けて参ります」としている。