いとうあさこ、未婚で市民権失う役に共感「ああいう扱いを受けてきた」
タレントのいとうあさこ(51)が5日、都内で初主演映画「鈴木さん」の公開記念舞台あいさつに共演の佃典彦(58)らと登場した。
45歳以上の未婚者は市民権を失うという世界を描いたSF映画で、いとうは介護施設を営む、45歳を目前に控えた独身のヨシコを演じている。
いとうは未婚者に圧のかかる役を自身に重ねて「遠からずああいう扱いを受けてきた。『なんで独りなの?』っていう空気はあったじゃないですか」と共感。事前の役作りは必要なかったそうで「(ヨシコのように)国を出ろとは言われてないけど、(同じ)経験が何度もあったんで」と話した。
最後に客席へ向けて「自分が信じたもので元気に生きていただきたい。私も元気に生きるんで」と“独身代表”としてエールを送った。