小西桜子「猫ちゃんに恩返しみたいな気持ちで」 2・22“猫の日”にドラマ主演決定

 女優の小西桜子(23)が、「猫の日・にゃんにゃんにゃんの日」=2月22日に放送されるBSテレ東のドラマ「かんばん猫」(後1・00から全4話一挙放送)に主演することが、7日までに分かった。デイリースポーツではこのほど、昨年はドラマ7本、映画3本に主演・出演し、俳優・永瀬正敏撮影の1st写真集を刊行するなど大躍進した小西に単独インタビューを敢行。作品と猫、そして女優業への思いを聞いた。

 「かんばん猫」は、主人公の新米雑誌記者・小梅(小西)が、看板猫がいる実在の店を探訪・紹介する街歩きドラマ。俳優、監督、スタッフ全員を猫好きで固めている。

 小西も生まれる前から実家で猫が飼われており、猫は「家族というか兄弟みたいな感覚」の猫好き。プライベートでも、猫のいる喫茶店や、海や魚市場があって猫が多い町に出掛けているという。

 「このお仕事をいただけたのも猫のおかげだと思っているので、今まで飼ってきた猫ちゃんとか共演してもらった猫ちゃんとかに感謝、恩返しみたいな気持ちで、猫の魅力とかお店の魅力をお届けできればいいな」

 編集長から新連載の企画をせかされて焦り、店主と猫との出会いやエピソードを取材することで成長していくヒロインのキャラクターは、自身に通じるものがあるという。

 「仕事を始めてけっこうたってはいるけど一人前にはなれていない。自分の芯が仕事の上で出来上がっていない感じが、今の自分の立場とすごく似ているなって思いました」

 小西の女優業は今年で4年目。19歳の頃に「好きすぎ」だという山戸結希監督の特集上映を見に行き、来場していた山戸監督に「私、女優になります」と「宣誓」したのが、初めて女優志願を口にした時だったという。

 その後、10社近くの芸能事務所に履歴書を送ったものの採用に至らなかったが、3カ月ほどたった時に現マネジャーがスカウト。現在までフリーで活動している。近年、タレントの独立は増えているが、当初からフリーのまま売れっ子になったのはまれな例だ。

 演技で心掛けているのは「どんな小さな役でも、その人がそういう行動をする理由を、台本に頼り切らずにすごく時間をかけて考えて。お芝居をしている時にウソにならないように、自分の中で理由があって、だから正直なこういうお芝居になるんだなって見てもらえるように意識しています」ということ。

 野望や野心を聞くと「映画が好きなので、何年先でもいいんですけど、映画で賞をいただけるようになれたらいいな」と答えた。昨年のヨコハマ映画祭で最優秀新人賞に選ばれるなどポテンシャルを高く評価されているだけに、その時は意外に早く訪れそうだ。

 ◆小西桜子(こにし・さくらこ)1998年3月29日生まれ、埼玉県出身。2020年、「ファンシー」で商業映画デビュー。3000人のオーディションで窪田正孝主演映画「初恋」のヒロイン役に選ばれ、カンヌ国際映画祭に出席。21年、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞。連続ドラマではテレビ東京「猫」(20年)、テレビ大阪・BSテレ東「京阪沿線物語」(21年)に主演。身長164センチ。趣味・特技は水泳、映画鑑賞、絵を描くこと。

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