失格者が女子ジャンパーだけ ソチメダリスト竹内択氏「すごく疑問に思う」
ソチ五輪スキージャンプ団体銅メダルの竹内択選手が8日、TBS・CBC系「ゴゴスマ~GoGo Smile」で、前日行われた北京五輪スキージャンプ混合団体について「疑問は女子ばかりということ」と失格者が女子選手だけだったことに首を傾げた。
番組では、竹内選手をリモートで解説に迎え、前日行われた波乱のスキージャンプ混合団体で、高梨沙羅を含む5人の選手が失格となったことを取り上げた。
竹内選手はこの問題については「コーチもどういう状況か説明しているし、各局で関係者がこうではないか?と仰っているので、あくまでも僕の見解にとどめてほしい」と前置きした上で「(自分も)2年前まで世界大会に出ていたので、どんな感じか思い出しながら話すと、スーツのチェックは人の手で行われる。メジャーメントの強度でも1、2センチすぐに変わってしまう。そのへんのルールもあるようで、グレーゾーンでもある」と説明した。
測定する人の力加減でも変わってきてしまうことにも触れ「選手に対する立ち方、指示の仕方もどうなっていたか分からない。立ち方次第で測るポイントも容易にずれる」とも訴え「すごく疑問に思うのは、(失格になったのは)女子ジャンパーだけ」と5人の失格者がすべて女性だったことにも触れた。
そして「ワールドカップで散々その方にチェックされていたと思われる中で、なぜオリンピックで、個人戦が終わった団体戦でそうなったのか。選手もコーチも疑問に思っていることなので、一般の方は到底わかり得ない」と首を傾げた。
石井亮次アナウンサーは「当然男子もチェックされてるんですよね?」と聞くと、竹内選手は「もちろんされていると思いますし、もちろんルールに則ってやるべきだと思うが、このオリンピック、団体戦で急に…というのが、いきなりルールを厳しくしたんじゃないかと思ってしまうし、いろんな事を考えさせられる」との思いも明かしていた。