元「ＡＥＲＡ」編集長のジャーナリスト・浜田敬子氏が９日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」にリモート出演。７日に行われた北京五輪スキージャンプ混合団体で、１本目のジャンプがスーツ規定違反で失格となった高梨沙羅が８日に自身のインスタグラムに投稿した悲痛な謝罪に「この文章見ると、今の高梨選手のメンタルがすごく心配になります」と深刻な表情で話した。

　番組では、高梨のインスタグラムの文章を紹介。真っ黒な画面とともに「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。私の失格のせいで皆の人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく、責任が取れるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております」と自身を責め続ける内容がつづられている。

　キャスターの羽鳥慎一は「高梨選手は自分のせいだというふうに言ってますが、全くそんなことはないと思います」と力を込め、浜田氏は「ちょっとこの文章見ると、本当に今の高梨選手のメンタルがすごく心配になります」と眉を曇らせた。

　浜田氏は続けて「いつもと同じスーツでもダメだったということであれば、別に故意的にミスしたわけでもないわけですし、彼女の責任ではないと思いますので、今少し休んで気持ちを落ち着かせてほしいなと。ちょっと心配になるコメントだし、この真っ黒な画面がすごく心配になりますよね」と、心境を表すかのような画面に思いを寄せた。