羽生結弦 松岡修造の一言に涙止まらず 壁に向かい顔隠して「悔しい…」泣き続ける
元テニス選手でスポーツキャスターの松岡修造が、世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑んだ北京五輪の戦いを終えた羽生結弦をインタビューした様子が、テレビ朝日「報道ステーション」で放送された。
取材スペースに現れた羽生が「申し訳ねー」と笑うと、修造は第1声で「結弦さん、僕は、ありがとうと言いたいんですよ。お礼したい。だって誰もトライしたことがないものに、何があってもトライし続けましたよ」と語りかけた。
羽生は「ちょっと待って、だめだ…」と背を向けて、後方の壁に向かって顔を隠しながら「あー、テレビの前で泣くのいやなんだけどな。修造さんと長いからな」と言いながら、手で涙をぬぐった。
そして「悔しい」とつぶやいて、泣き続けた。
涙をぬぐって、再び顔を正面に向けた羽生に、修造は「苦しさの中にこのオリンピックで何を見たんですか?」と問うた。
羽生は「そうですね…もうなんか努力って報われないなって思いました。僕はオリンピックで金メダルをとるために、そして4回転半を決めきるための正しい努力をしてこれたと思ってます。自分の中では一番いい、一番近いアクセルが飛べたと思ってますので、その点に関しては満足してます」と語った。
修造が「4回転アクセルまだ応援していいのかな、まだ?」と聞くと、羽生は「わかんないです。出し切った」と笑って、頭を下げた。