平野歩夢が金 成田童夢が不可解2回目との違いを解説「着地での雪煙」
「北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」(11日、雲頂スノーパーク)
日本代表・平野歩夢(23)が3回目の試技を行い、逆転で悲願の金メダルを獲得した。五輪初の「トリプルコーク1440」を組み込んだ構成を成功させ、96・00の高得点をマークした。
平野歩は2回目、五輪で初めて「トリプルコーク1440」を組み込んだ構成を初めて成功させたが得点が思ったより伸びず、91・75での2位。会場からはスイスなど外国人の関係者からブーイングが響いた。平野自身も金獲得後に「2本目の点数は納得いかなかったが、そういう怒りが自分の気持ちのなかでできたというか、良かったです」と語っていた。
06年トリノ五輪の日本代表で現在はタレント活動も行う成田童夢が日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」に出演。2回目の不可解判定について解説し、「人類史上初の大技を3回、すごかったです。(2回目は)私も最初に滑りを見た時は、これはいったなと思いました」としながら、「後ほどVTRを確認し、高さ、そして着地のズレ、それから着地の位置というものがスコッティ選手のほうが上回っていた」と分析。「2回目の演技では着地で雪煙が上がっているんですね。5発中、3発か4発雪煙が上がっている。これが回り切れていないと言う風に、カウントされてしまう」と振り返っていた。
3回目は着地で雪煙が上がってなく「3回目は完璧すぎて、非の打ち所がない」とし、「ジャッジが平野選手に挑戦状をたたきつけたと思っています。(その3回目に)平野選手はしっかり完成度を上げた」と感嘆していた。