ソチ五輪代表でプロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが１５日、ＴＢＳ系「ひるおび！」に生出演。カミラ・ワリエワのドーピング問題について、「飲む側の責任」もあると述べた。

　番組ではドーピング問題の渦中にいたワリエワが北京五輪に出場できるようになったことを取り上げた。

　１５歳という年齢であることから、自ら薬物を摂取したとは考えにくいという声もあがっているが、村上さんは「少し風邪を引いたときも、薬局でお薬を買って飲むことができるが、私たちはそれができないので、飲むときは必ず専門家に聞いてから飲むように絶対にしなさいと合宿の時からいつでも言われている。若い時から頭に入っていること」とフィギュアスケーターならば、幼い頃から薬については厳しく指導されていると主張。

　恵俊彰から、知らずに何かを渡されたとしても「飲むのを決めるのは自分？」と聞かれると「そうなんです。小さい頃からよく言われていたのは、渡す人ではなく飲む責任、飲む人の責任だから、もらっても詳しい人に聞いてから飲むようにと。私はお母さんが薬剤師でドーピングマイスターの資格も持っているので、耳にタコができるぐらい言われてきた」と、最終的には飲んだアスリートの責任になると指導されてきたと明かした。

　また、ワリエワの影響でメダル授与式も行われないと報道されていることにも「他の選手はオリンピック、小さい頃から目指して、苦しい思いをして、かけているのに、メダルのチャンスが、もし取れた時に五輪の会場でやることに意味がある」「この会場でメダルをもらえることが選手にとってどれだけ大きな事か考えて欲しい」と訴えていた。