宝塚星組 御園座「王家に捧ぐ歌」9日遅れで開幕 礼真琴「希望失ってはならない」
宝塚歌劇団星組公演「王家に捧ぐ歌」が17日、名古屋・御園座で開幕した。当初は8日初日の予定だったが、新型コロナウイルス感染者が出たため、9日遅れの幕開きとなった。
オペラ「アイーダ」を元に、2003年に初演された大作ミュージカル。今回ビジュアルを一新し、星組トップ礼真琴(れい・まこと)主演で上演された。歌の得意な礼とあって、迫力満点の舞台となった。
終演後は「本日、この日を迎えることができました。ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とあいさつ。「たくさんの励まし、温かい言葉、全てみなさんのご尽力に感謝の思いでいっぱいです」とあふれる思いを口にした。
さらに「不安な思いでいっぱいですが『明日への希望を失ってはならない』のです」とセリフを引用し、前を向いた礼。同期の瀬央ゆりあ主演の星組公演「ザ・ジェントル・ライアー~英国的、紳士と淑女のゲーム~」も、19日からKAAT神奈川芸術劇場が開幕することにも触れ、思わず笑顔を見せていた。
公演は27日まで。