ザブングル加藤 藤井五冠誕生で将棋界の発展を期待「もっとグローバルに」

 アマチュア初段の実力を持つ将棋愛好家で、番組でプロとの対局経験を持つザブングル加藤(47)がデイリースポーツの取材に応じ、12日に史上最年少で五冠を達成した藤井聡太王将(19=竜王・王位・叡王・棋聖との五冠)の快挙をお笑いの世界に例えた。

 「M1、R1、キングオブコント全部優勝して、民放全局のMCをして、YouTubeでもHikakinくらいチャンネル登録者がいるくらいスゴいこと。芸人さんで例えるんだったらダウンタウンさん、さんまさん、たけしさんを足して一人になったような感じですかね」

 四連勝を飾り、無傷での快挙。圧倒的な強さの理由を「生粋の将棋オタク」と分析する。「年齢的にも恋愛をしたり、遊びに行ったりしたいじゃないですか普通。そういったことをせずに将棋一本。これができるのが才能。まだまだ年齢的にも発展途上で伸びしろがあると思うので、まだまだ強くなるんじゃないかな」

 昨年9月には、独学の節約アイデアや工夫を詰め込んだ著書「手取り20万円台からはじめる3000万円貯金大全」(宝島社)を出版するなど倹約家として知られる加藤は、お金の使い道も気になるそう。「渡辺明さんって競馬やったりするじゃないですか。藤井聡太くんはそれが一切ないというか、将棋一本のイメージ。どこにお金を使ってるのか気になりますよね」

 その上で、「八冠になったらもう人間国宝ですよね。こういう天才が生まれるのって100年に一人のレベルなので、同じ時代に生きてて良かったです」と声を弾ませた。

 藤井五冠の活躍による、将棋界の発展にも期待を込める。「今の子供たちは藤井聡太くんに憧れて、奨励会に入ってくる子もいると思う。藤井聡太くんを負かすような若手が現れるのも見てみたいし、いずれは、将棋というものがもっとグローバルになっていってほしい。外国人のプロ棋士が誕生したり、チェスくらいに世界的にやってもらえる競技になってほしいですよね」と思い描いていた。

 ◆ザブングル加藤(ざぶんぐる・かとう=本名・加藤歩)1974年10月26日生まれ。三重県出身。99年、松尾陽介とザブングルを結成。「悔しいです!」、「カッチカチやぞ!」など。コンビは21年3月31日をもって解散し、以降はピン芸人として活動。ワタナベエンターテインメント所属。名前の「歩」は「歩のない将棋は負け将棋」という格言から父が名付けた。

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