村主章枝さん「村主出さずに真央ちゃん出せ」年齢制限引き上げ議論にトリノの中傷を回顧

 北京五輪フィギュア女子で15歳のカミラ・ワリエワ選手(ROC=ロシア五輪委員会)がドーピング疑惑の中で出場したことで、ISU(国際スケート連盟)の中で五輪の年齢引き上げが検討されていることが、18日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」で特集された。

 五輪と世界選手権は現在、開催前年の7月1日に15歳以上であることが条件だが、これを23~24年シーズンは16歳以上に、同じく24~25年は17歳以上と段階的に引き上げることが検討されている。

 これに対して、プロスケーターの村主章枝さんは、2006年のトリノ五輪で自身が経験した年齢に関する議論を踏まえ、「科学的、医学的な見地から設定されるべき」と私見を述べた。

 「私が出場したトリノ五輪のときは、直前に浅田真央選手がグランプリファイナルで優勝したのに、15歳の年齢制限に3カ月足りずに、五輪に出場できなかった。私は10歳近く年上だったけど、『なんでピークを過ぎた村主が五輪に出て。真央ちゃんを出せ』っていうのをさんざん言われた」と中傷を受けたことを回顧した。

 当時、浅田さんは1990年9月25日生まれで15歳にもかかわらず「出場すれば金メダル最有力」といわれながら出場がかなわず。結果的には、荒川静香さんが金メダルを獲得した。

 年齢による線引きが国同士の不公平を生むことを懸念する村主さんは「内部の方が決めるのではなく、医学的、科学的にこの年齢が妥当だろうという意見を出せる方が年齢制限を決めるべき」と指摘した。

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