「ViVi」モデル嵐莉菜 初主演作がベルリン映画祭で日本初の賞を授与

 女性ファッション誌「ViVi」の専属モデル・嵐莉菜(17)の初主演映画「マイスモールランド」(5月6日公開)が17日、世界三大映画祭の一つとなる第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞の特別表彰を授与された。日本映画としては初となる。

 2005年からスタートした同賞は、国際人権NGO「アムネスティー・インターナショナル」が人権問題をテーマにした作品に与えるもの。「マイ-」は同映画祭のジェネレーション部門に出品されており、コンペを含む全部門の作品の中から選出された。

 是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」の新人監督・川和田恵真監督が、クルド人の家族と共に幼い頃から日本で育った高校生サーリャの葛藤と成長を描いた作品。現地では「世界共通のテーマである現代社会の矛盾を、とても美しく、映画らしい構成で物語に練りこんでいる」との評価を受けている。

 女優デビュー作が栄誉を受け、嵐は「この大好きなチームで作り上げた作品を評価いただけたこと、本当に本当に光栄です!!人種や民族に関する問題は、形を変え、世界中どこでも起こっていると思います。この映画を観て何か関心を持つきっかけになってもらえたら嬉しいです」とコメント。

 サーリャと交流する高校生・聡太を演じた奥平大兼(18)は「ベルリン映画祭の舞台で評価していただけてとても嬉しいですし、これが、より多くの方々に見ていただけるときっかけになれば良いなと思います」と喜んでいる。

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