柳家さん吉さん死去 84歳 69年「笑点」レギュラー、テレビでも活躍
落語家・柳家さん吉(やなぎや・さんきち、本名榑井昌夫=くれい・まさお)さんが今月15日、心不全のため都内の病院で亡くなっていたことが19日、分かった。84歳。落語協会が公式ホームページで公表した。葬儀は近親者のみで執り行われた。喪主は妻榑井冨左子(くれい・ふさこ)さん。
さん吉さんは新潟県出身。1957年に五代目柳家小さんさんに入門し、柳家小二三(こふみ)の名前で前座を務める。60年に柳家小三郎、62年に柳家さん吉と改名。73年に真打に昇進した。
69年には日本テレビ系「笑点」でレギュラー出演。93年にはテレビ東京系時代劇「お助け同心が行く!」で呂久平役を演じるなどテレビでも活躍した。同協会は「謹んでご冥福をお祈りいたします」とコメントを掲載した。