本田圭佑も憂慮「戦争が始まった。人が死ぬ。子供も死ぬ」 ロシアのウクライナ侵攻に悲痛
ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻した。首都キエフなど各地の軍事施設をミサイルで空爆。プーチン大統領は北大西洋条約機構(NATO)拡大は容認できないとし、自衛目的の軍事作戦を実施すると表明した。戦争状態に入った両国に対して、ゆかりのあるアスリートも憂慮の意を示した。かつてロシアのプロリーグで活躍した元サッカー日本代表の本田圭佑(35)はこの日、自身の公式ツイッターに「戦争が始まった。人が死ぬ。子供も死ぬ。もう他人事じゃない」と言及した。
本田はこの日午後10時30分過ぎにつぶやいた。
「戦争が始まった。人が死ぬ。子供も死ぬ。もう他人事じゃない。日本だっていつまで安全かなんてわからない。今後は中国がどうでるか」(原文まま)
ロシアで国際的な名声をつかむ一歩を踏み出し、現在はサッカースクールを経営するなど、子供たちの未来を思うサッカーレジェンドは、ロシアのウクライナへの侵攻を気に病んだ。
23日にもツイッターで「プーチン大統領の記者会見を見たけど、もうウクライナがNATOへの参加拒否するしかないなという感想。僕が知ってるロシアのリーダーってのはここからの交渉は一切通用しない。『解決のために窓口は開いてる』というのはウクライナがNATOへ参加しないという1択しか受け付けない窓口やと思ってる」(原文まま)とツイートした。
さらに、侵攻が報じられる前のこの日午前にも「ロシア派でもないし、ウクライナにも友達がいるわけで」と前置きした上で「僕はただウクライナが譲歩しないと戦争が起こると思うっていう話をしてます」と見解を示した。
104万人超のフォロワーを持つ本田の投稿には「ウクライナに主権はないのでしょうか?」「それって…まともな話なんかな?」「ロシアにいた人の意見は重い」などと多くの返信が寄せられた。
反響の大きさを懸念したのか、本田は24日の10時41分には、他のツイッターユーザーが、“本田は戦争回避の手段について述べており、抗うなとは言っていない”と説明する趣旨の投稿を引用し、サムアップと顔を押さえる男性の絵文字で心境を表現している。
本田は2010年から13年までロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワに所属していた。昨年までリトアニアのリーグに所属するなど、東欧にゆかりがある。モスクワで過ごした4年間を踏まえた意見は注目を集めている。