８日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、五十嵐（本郷奏多）が居酒屋で悪酔いし、すみれ（安達祐実）と夫の破天荒将軍・星川（徳重聡）に絡むという大失態を演じてしまう。ネットではその際の破天荒将軍の“寛大な裁き”に拍手が起こっている。

　この日の「カムカム－」では、すみれと星川が仲むつまじく飲んでいる店で、五十嵐が１人で飲んだくれていた。それに気づいたすみれが五十嵐を一緒に飲もうと誘うも、悪酔いしている五十嵐は星川に絡み出す。

　最初は静かに聞いていた星川だったが、五十嵐がすみれに対し「二流の女優」と言ったところで星川は立ち上がる…。

　その後のシーンは描かれなかったが、翌日五十嵐は轟監督ら「破天荒将軍」幹部に呼ばれる。「ああいう気分の時もあるやろうと言ってくれてはる。自分のことだけなら堪えたけどと…」「そこは将軍様や。寛大なお裁きを下してくれはった」と、星川は五十嵐を許してくれたのだ。

　だが轟監督は「わしらは条映として、破天荒将軍の演出として、全く不問に付すというわけにはいかん」と、条映サイドから五十嵐は「破天荒将軍」の１年間の出演禁止を言い渡される。

　酷いことを言われながらも、大部屋俳優の心情も察し、五十嵐を許していた破天荒将軍。そして自分のことは言われても、妻・すみれの悪口は許さないという男気にネットは「破天荒将軍いい奴だった」「長期シリーズの座長を務める男と大部屋で腐っている男の格の違いがハッキリしてるよね」「破天荒将軍、大人なええ人やった」「破天荒将軍が、大岡越前ばりの寛大な裁き」など、株が急上昇していた。