橋下徹氏、キエフ総攻撃なら第二次大戦の日本の大規模被害に匹敵する可能性指摘

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が10日、フジテレビ系「めざまし8」に出演し、ウクライナの首都キエフへの総攻撃は「とにかく回避してもらいたい」と願った。

 ロシア軍はキエフの3方向を包囲していると報じられている。橋下氏は「本当に総攻撃って悲惨なんですよ」と沈んだ表情。ウクライナ兵に敬意を示し、ロシアのプーチン大統領には「暴挙の限りを尽くしてるので何とか倒したい気持ちはある」としたが、一方で西側諸国は「肝心なところは支援しません」と実際の戦闘には参加しないと指摘した。ロシア軍に制空権を奪われた状態でキエフが攻められれば「空爆でとんでもないことになる。無差別攻撃です」と解説した。

 さまざまな専門家がロシアに妥協することは国際秩序を乱すことになると指摘するが、橋下氏は「そういうことを言う人たちは命の安全を守られてる人たちなんですよ」とバッサリ。戦争を勉強するために、さまざまな現場を訪れたといい、「長崎の原爆で7万4000人、広島で14万人、東京大空襲では11万人、大阪大空襲では1万人、沖縄戦、本当に悲惨で、キエフの総攻撃は全部合わせるぐらいの犠牲が出るかも分からない」と最悪のパターンを予測した。

 国際秩序の建前ではなく「とにかくウクライナの非戦闘員の命を守ることに全力を尽くしてもらいたい」と力を込めた。現状は「ロシアとNATOの安全保障上のつばぜり合い」と分析。「ロシアとNATOでお互いに譲歩するような。とにかくキエフの総攻撃は何とか回避してもらいたい」と現実に則した会談を行うことを提案した。

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