草なぎ剛 6年ぶり連ドラ主演“復讐シリーズ第3弾”「僕自身一番待ち望んでいた」
俳優の草なぎ剛(47)が、6年ぶりに連続ドラマ主演を務めることが12日、分かった。タイトル未定で、フジテレビ・カンテレ系で来年1月期に放送。同局の2017年「嘘の戦争」以来となる連ドラ主演作で、15年「銭の戦争」と合わせた、“復讐シリーズ”の第3弾となる。カンテレ制作の連ドラ主演は、97年の初主演作「いいひと。」から数えて8作目で、「再び原点であり出発点に戻ってきました!」と気合を込めた。
もともと定評のあった演技力に、近年はさらなる磨きをかけてきた。昨年は主演映画「ミッドナイトスワン」で、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を初受賞。NHK大河ドラマ「青天を衝け」では徳川慶喜役で存在感を放った。
6年ぶりの連ドラ主演にも、「僕は『昨日できたことが今日できるか分からない』というのが演技の基本だと思うので、今回の作品も、その時感じた新鮮な気持ちを大切に作品に取り組みたいと思います」とポリシーを貫いて自然体で挑む。
金貸し業で成り上がりを目指した「銭の-」で平均視聴率13・4%、詐欺師を演じた「嘘の-」で同11・3%を記録した、人気シリーズの最新作(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。18年に急逝した大杉漣さんとの、最後の共演となったことでも思い入れは強く、「僕自身が一番待ち望んでいた“復讐シリーズ”。今、持っている力を全て出し切りたいと思います!」と宣言していた。