上西雄大監督「西成の住民の方は存在感が半端ない」 大阪市西成区で映画ロケ

 映画「西成ゴローの四億円」(前編)の舞台あいさつが19日、上映中の大阪・十三にある第七藝術劇場で行われ、地元出身の上西雄大監督、グラビアアイドルで女優の山崎真実らが出席した。

 本作は現代社会に巣くう闇の世界や人間の情の力を根底に、大金を稼ごうと必死にあらがう一人の男の生きざまが描かれている。

 大阪市西成区でロケを敢行。脚本を手がけ、主人公の土師晤郎も演じる上西監督は「西成といいながら違うところで撮っている映画もありますが、この映画は西成でバリバリ撮っているのが分かります」と臨場感をアピールした。

 撮影中には近くで住民のトラブルがあり、パトカーが出動して中断になったことも。住民が自身の後ろで、関係者のように一緒にモニターを見ていたこともあったようで、「役者より、存在感が半端なかった。住民の方は暮らしを持っていますから、役者とは全然違う」とオーラを感じていたようだった。

 「西成ゴローはシリーズでやりたいと思っています。高齢化社会の高齢なヒーローでいられるように、みなさん応援して下さい」と観客のバックアップを期待していた。

 元妻の片桐真理子役で、大阪出身の山崎は「現場で監督、脚本、衣装など全部やっている印象があったのに、すごい冷静だなと。いくつ脳があるのだろうと思った」と感心していた。

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