水谷豊 「相棒」冠城との別れのシーンに気持ち高まる「我が事のように思えた」

 俳優の水谷豊が23日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」で、この日放送される「相棒 season20」の最終回について、卒業する反町隆史演じる冠城亘との別れのシーンが「我が事のように思えてしまうラストシーンだった」と振り返った。

 番組では、最終話を撮影し終えた水谷と反町にインタビュー。反町は「冠城亘がというより、僕自身の個人の感情の方が強くて、現場で立っていたり、セリフ言うのが精いっぱいだった」と、感情が溢れてしまった様子。

 水谷も最終話について「2人の別れのシーンなんですけど、そこが(気持ちの)ピークでしたね。芝居は右京と亘であるんだけど、我が事のように思えてしまうようなラストシーンだったんですね…」と、特に2人のラストシーンで気持ちが高ぶったことを打ち明けた。

 水谷は、反町との共演で「一緒にやっていて、自分にないものを沢山発見している、ソリの中に。それは結構嬉しい事」と振り返り、具体的に自分にないものは?と聞かれ「見た目ですね」と反町を笑わせ「繊細なんです。でも繊細に見せない芝居をしたりね…」とコメントした。

 「相棒」の卒業についてはもちろん水谷に相談していたといい「その時は『分かった』の一言。50歳に向けて役者のステップを踏みたいというのはありましたので…」とコメント。水谷も「ソリがどの道を取っても、僕としては理解出来るし、その気持ちを尊重したい。そういうものがあったんですね。ソリがどっちの道を選んでも僕としては、ソリらしいと…」と言うと、横で聞いていた反町はハンカチで目元をぬぐった。

 反町は最後に「杉下右京が好き。水谷さんの事が大好き」と告げ「だから早く寝て、朝ご飯ちゃんと食べて、いつまでも健康で…」と言うと「すっごい年の人に言っているみたい」と苦笑い。水谷も「もう、そう言われる年なんだ」と大笑いしていた。

 反町は15年の「相棒」で初出演。4代目相棒として、歴代最多の138本に出演している。

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