「相棒」冠城亘、去る【ネタバレ】禁を破った右京の「嫌み」が水谷豊とダブる

 反町隆史(左)と水谷豊
「相棒」のインスタグラム@aibougram_officialより .
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 テレビ朝日系の人気ドラマ「相棒 season20」の最終回が、23日放送され、俳優・反町隆史が演じる冠城亘が特命係を去った。冠城は公安調査庁に転職する形で杉下右京(水谷豊)とのコンビを解消した。

 ドラマのラストで、警視庁サイバーセキュリティ対策本部の青木年男(浅利陽介)が特命係を訪れ、内閣情報調査室に異動することを報告する。ここで、冠城は「おれとお前はライバル関係だな」と語った。続けて「おれ、警視庁辞めて、公安調査庁、移ります」と宣言した。

 エンディングでは、右京と冠城が語り合った。右京は「君がうらやましいです。心の赴くままに居場所を変えられる、その軽快さが」と笑顔。冠城は「嫌みにしか聞こえませんけど」と笑顔を返した。

 さらに右京は「嫌みです。ぼくはね、冠城くん、これまで去る者は追わず、来る者は拒まずでやってきましたが、今回、それを破ろうと思います。もう少し一緒にやりませんか。君が特命係を去ることを、できれば拒みたい」と引き留めた。冠城は「最高のはなむけの言葉です。長い間お世話になりました」と深々と一礼。2人はそれ以上何も言わずに別れた。

 右京と冠城のきずながヒシヒシと感じられる別れはまるで、水谷が反町を引き留めているかのように映った。ネットでも「もう右京さんじゃなく水谷さんの言葉だな」「あの人間コンピューターのようだった右京さんが、ここまで感傷に浸るとは…」と禁を破った右京の言葉に感涙する声があふれた。

 水谷はこの日、同局系「グッド!モーニング」で放送されたインタビューで、この別れのシーンについて「我が事のように思えてしまうラストシーンだった」と振り返っていた。反町も22日の同局系「徹子の部屋」で「冠城亘がというより、僕自身の個人の感情の方が強くて、現場で立っていたり、セリフ言うのが精いっぱいだった」と語っていた。

 「相棒」の公式インスタグラム「相棒グラム」は最終回放送終了後に新規投稿。やわらかい笑顔で特命係のいすに座る水谷と後ろに立つ反町の2ショットを掲載し「またいつか、どこかで。」と感傷に浸った。

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