中川翔子 楳図かずお展を魂のプレゼン 「『翔』の字は」芸名の由来まで熱弁
タレント・中川翔子が24日、TBS系「ひるおび!」に出演。尊敬するホラー漫画の第一人者・楳図かずお氏が東京・六本木で開催中の「楳図かずお大美術展」(東京シティビュー)を熱い口調でPRしながら、芸名の中川翔子が楳図氏の漫画に由来していることも明かした。
番組ではこの作品展を取り上げ、一番の見どころが4年をかけて制作された1980年代に書かれた「わたしは真悟」の続編となる27年ぶりの新作で、アクリル絵画による101点の連作になっているなどと紹介。
その後に「グワシー」と両手でポーズを作った中川が「もう生きる伝説・芸術・アートとして、ホントに世界中全人類の方に見ていただきたいので、ちょっとその魅力について改めて語らせていただきたいと思います」と、いきなり前のめり。MCの恵俊彰に「熱いですね、冒頭から」と驚かれた。
中川は、ますますヒートアップしながら楳図氏が腱鞘炎もあったものの「誰にも褒められなかったから」しばらく休筆していたことを悲しげに説明したり、会場を何度か訪れた感想として直筆の魅力や一人で来ている若い女性が多いこと、コラボカフェには面白いメニューが多いことなどを繰り出し、自身が中学生時代、楳図氏の漫画を毎日模写することで嫌なことを忘れられたとも感謝した。
楳図氏の経歴を紹介する中では1975年に「漂流教室」で小学館漫画賞を受賞したことを力説。「現代のパンデミックだったり戦争だったり環境問題だったり、いろんなことがすでに漫画の中でも予知されていたりしました」と語った。
中川は早口のまま「この主人公である高松翔ちゃんが荒廃した未来に飛ばされてしまった時に、小学生であるピュアな心で戦っていくんですけれども、麻酔なしの手術に耐えた強い心、そこに感銘を受けて中川翔子の『翔』の字はこの翔ちゃんからいただいたっていうことがありました」と自身のエピソードまで盛り込み、恵も「そうですか」と驚きながらうなずいた。
最後は「ホントにホントにですね、直筆でこうやって近くで存分に先生の絵を眺めるということができるという奇跡の期間、明日までになってますので絶対に見に行ってほしいです」と訴え。「どうかどうか、楳図かずお美術館を作ってほしいです。常設展示で、先生の作品をこれからも世界中の人が愛せるように」と魂のプレゼンを行った。
恵は「いやすごかった、もう。プレゼンというか…プレゼンというか、もう講演のような。熱かったでしょ、しょこたん」と苦笑いでねぎらい、コメンテーターの立川志らくも「好きなものを語るとね、カンペも見ずに」と圧倒されっぱなしだった。