タレントのｒｙｕｃｈｅｌｌ（りゅうちぇる＝２６）が２４日、東京・渋谷「Ｔｈｅ　ＣＯＲＮＥＲ」で行われた、ストッキングブランド・ＡＳＴＩＧＵ×花盛友里「はきかえよう、自由を。」（２５～２７日、同所）写真展オープニングイベントに、お笑いタレントの餅田コシヒカリ（２７）と登場した。１８日にカンピロバクター腸炎で救急搬送されていたことをインスタグラムで公表してから初の公の場となった。

　同ブランドのリブランディングテーマ「美の固定概念の脱却」にちなみ、ｒｙｕｃｈｅｌｌもかつて固定観念に縛られた時期があったと明かし、「中学３年のとき、周りに合わせて孤独にならないため自分を偽っていました。つるむ友達はいたけど本当の友達はいない」と振り返った。高校からは「地元の人がいない高校で一からスタート。高校入学前から今のツイッターアカウントで、ちぇるちぇるランドのりゅうちぇる（の設定）で始めたら、僕を愛してくださって自分を出せるようになった」と話した。

　その経験も現在につながっているといい、「自分らしく生きられない人に心から寄り添える。自分を愛する、自分を守ることを体現していきたいと思うきっかけになっている」と笑顔。「結婚してパパになって、ジェンダーレス男子じゃなく、ｒｙｕｃｈｅｌｌとして見てもらえるようになった。いろんなことを言われてきたけど、続けてきたからこそ今自分を見てもらえると思うんです。多様な生き方で悩んでいる方に背中を見せたい」と語った。