村上佳菜子、坂本花織酷評のタラソワ氏発言「尊敬する先生だからショック」「絡めるの残念」
プロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子が25日、フジテレビ系「めざまし8」に出演。ロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワ氏が坂本花織を「20年前のスケート」と酷評したことについて言及した。
番組では、かつて浅田真央らを指導したロシア・フィギュア界の重鎮であるタラソワ氏が、ロシア選手が除外された世界選手権のSPで首位発進した坂本について、「参加した選手の中では日本人は最も強かった。しかしもし私たちの選手が出場していたら、彼女が1位を取るチャンスはなかっただろう。彼女は全てきれいにこなしたがこれは20年前のスケートだ」などと発言したことについて取り上げた。
村上は「みんなが尊敬する先生であるからこそ、この言葉は多くの人がショックを受けたんじゃないかなと思います」とし、「もちろんロシアの女子選手は強いですので、出ていたら順位は変わってくるかもしれないんですけども、今出場している選手たちがこの状況をつくった原因ではないのに。この状況に真摯に向き合って一生懸命、自分の実力を出そうと頑張っている選手たち、坂本選手を絡めて、この思いを訴えるというのはスケーターとして残念だと思います」と、その発言を悲しんでいた。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、23日にフランス・モンペリエで開幕した世界選手権からも、ロシア、ベラルーシの選手が除外された。同日に行われた女子SPで坂本が自身初の80点超えで首位に立った。