坂本龍一 がん公表後初&3年ぶりの演奏「世界の平和を願う」ウクライナにも言及

 2021年1月に直腸がんの手術を受けて治療中と公表していた音楽家の坂本龍一(70)が26日、東京・サントリーホールで行われた、代表・音楽監督を務める「東北ユースオーケストラ」演奏会に出演した。

 22日の岩手公演は体調不十分のため参加を見送り、宮城、福島公演は16日の地震の影響で中止となっていたため、闘病を公表してから初、3年ぶりとなる公の場となった。自らピアノを演奏し、朗読した女優の吉永小百合(77)と3年ぶりに共演。大きな拍手に包まれながら、しっかりとした足取りでステージにあがった。

 ステージ上で自身の病に触れることはなく、「鎮魂」をテーマに書いた新曲を「自分で書いたけどウクライナ国家に聞こえてきちゃったりもする」と語った。終演後は「3・11やその後の自然災害や原発を含む事故で被災された方や犠牲者を悼みたいと思います。そして世界の平和を心から願います」とコメントした。

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