がん闘病の坂本龍一 吉永小百合が安ど「思ったよりお元気そう」3年ぶりステージ
2021年1月に直腸がんの手術を受けて療養中だった音楽家の坂本龍一(70)が26日、東京・サントリーホールで行われた、代表・音楽監督を務める「東北ユースオーケストラ」演奏会に出演。闘病を公表してから初めて公の場に登場した。
22日の岩手公演は体調不十分のため参加を見送り、23日の宮城、24日の福島公演は、16日の地震の影響で中止となったため、今回は19年3月に行われた同演奏会以来、3年ぶりとなるステージ復帰。大きな拍手に包まれながら、しっかりとした足取りでステージに上がってピアノを演奏し、回復を印象づけた。
ステージ上では自身の病に触れることなく、「鎮魂」をテーマに書いた新曲について「ウクライナ国歌に聞こえてきちゃったりもする」と“世界のサカモト”らしい言葉。終演後は「3・11やその後の自然災害や原発を含む事故で被災された方や犠牲者を悼みたいと思います。そして世界の平和を心から願います」とコメントした。
朗読した女優の吉永小百合(77)とも、3年ぶりの共演。吉永は「とても心配していたんですけど、思ったよりずっと前の坂本さんのようにお元気そうで、こちらがパワーをいただきました」と安どしていた。