アンガールズ山根 街は変貌もカープは常に生活の一部

 カープのレジェンドゲームを見て懐かしいのぉと思う反面、子供の頃見とった選手らがみんな還暦超えとって、そりゃわしも歳取ったのぉと現実を突きつけられました新井貴浩さんと同学年のアンガールズ山根です。

 こないだ広島帰ってコンビで駅前でロケしよって、わしが「あそこのエールエールの所も変わったのぉ」って言うたら田中が「エールエールって何なん?」言うた時に衝撃が走ったよ。

 広島出身でほぼ同い年じゃけぇ同じ様な思い出があるんか思うとったけど、考えてみたら田中は大学時代も東広島におったし、育ちも上下町じゃけぇ分かるわけなかったんよね。その後にエールエールが出来る前の広島百貨店で中学生になってから友達とサッカーシューズを買いに行って、地下の食堂でラーメン食べるのが大人の第一歩みたいじゃったいう話はせんでよかった。全く伝わらんじゃろうしね。懐かしいというのは人それぞれじゃね。

 ただ歳取ったんか、記憶のある場所には行けるうちに行っとかんにゃと最近思うんよね。広島に帰ってもなかなかのんびり出来ることがないんじゃけど、久々に一日余裕があったけぇ小さかった頃の思い出を確認する為に市内を廻ってみたら色々変わっとったね。バスセンターが綺麗になっとるんはニュースで知っとったんじゃけど、実際行ってみたらほんまに明るくなっとって感動したよ。

 その後、そごうのレストランのフロアでおばあちゃんと行ったやぶそばはまだあるんかね?と思うて行ってみたら、やぶそばはあったんじゃけど、そこもやっぱり明るい新しい店舗になっとったね。昔はなんか暗い感じがしたんじゃけどね。そしてそこのレストラン街でランスのサインボール買うてもろうた記憶もあるんよ。市民球場が近いけぇ、そこでご飯食べて試合見に行く人らも多かったけぇ、そういうカープ関連のもんも売っとったんじゃろうね。

 街は新しくなっていっても、カープが生活の一部というのはこれからも変わらんじゃろうね。まぁそれが広島のええところよね。ほいじゃあまたね。

 ◇山根 良顕(やまね・よしあき) 1976年5月27日生まれ。広島市出身。お笑いコンビ「アンガールズ」のボケ担当。広島修道大卒。趣味は音楽鑑賞、野球観戦、筋トレなど。ユーチューブ「やまねパパちゃんねる」でトレーニングを公開中。特技は書道で7段の腕前。身長180センチ、体重63キロ。既婚。

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