ミック・ジャガー ゲイリー・オールドマン主演ドラマの主題歌を4・1発売
英国出身の世界的ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のボーカル、ミック・ジャガー(78)がApple TV+のドラマ「窓際のスパイ」(原題:Slow Horses)のテーマ曲「ストレンジ・ゲーム」を4月1日に配信限定リリースすることが29日、分かった。
「窓際のスパイ」は映画「ウィンストン・チャーチル」(2017年)で米アカデミー主演男優賞を受賞した英国の名優ゲイリー・オールドマン(64)の主演作。ロンドン郊外のスロウ・ハウスでMI6の落ちこぼれ部隊として働く英国諜報員たちの活躍を描く。
オールドマンは頭は切れるが短気で、失態で出世コースを外れ、スロウ・ハウスに左遷されたスパイたちをリーダーとして束ねるジャクソン・ラム役。クリスティン・スコット・トーマス、ジョナサン・プライス、オリヴィア・クック、ジャック・ロウデンらが共演する。全6話で、最初の2話が4月1日に公開される。
ミックは映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の音楽などを手がけた作曲家ダニエル・ペンバートンと「ストレンジ・ゲーム」を共作。ダークでユーモラスなドラマの世界観や、スパイの世界の非日常性、主人公たちの疎外感などが表現されている。
オリジナル・スコアも断片的に取り込んだトラックは、繊細なピアノ・アレンジながら極めて現代的な捻りが利いており、「また大物たちと肩を並べたい(dance with the big boys again)」と昔を懐かしむ物語を引き立てている。
ペンバートンはミックとのコラボに「今までのキャリアの中でも特別な興奮を覚えた。他に例のない、とてもユニークなテーマ曲を作れたと思うし、世界中の皆さんに聴いてもらうのが待ちきれない気持ちだ」と手応え十分の様子。
ジェームズ・ホーズ監督は「私たちはドラマの空気感をうまく表現した曲が欲しいと思っていた。私は初めからミック・ジャガーに頼もうと決めていたんだ。出来上がった曲を初めて聴いたときは本当にゾクゾクした。ミックの書いた歌詞とヴォーカルは”窓際のスパイ”のムードを完璧に表現していて、そこには僕の求めていたユーモアと風格があった」と述べている。