米アカデミー ウィル・スミスの懲戒処分審議を開始 平手打ち問題で
米アカデミー賞の発表・授賞式で俳優ウィル・スミス(53)がプレゼンターのコメディアン、クリス・ロック(57)を平手打ちした問題で、主催する映画芸術科学アカデミーは30日、理事会を開き、スミスに対する懲戒処分の審議を始めた。行動規範などに基づき会員資格停止や除名といった処分が科される可能性がある。米メディアが伝えた。
スミスには書面で弁明の機会が与えられる。アカデミーは4月18日の次回理事会で処分を決定する可能性があるとしている。授賞式でスミスが退場を求められ、拒否していたことも明らかにした。
アカデミーは声明で、スミスの行為は「とても衝撃的でトラウマとなる出来事」だったと指摘し、「(主催者として)異なる対応も取り得たと認識している」と釈明した。
授賞式では、スミスと同席していた妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミス(50)に壇上のロックが言及。脱毛症に悩まされているジェイダをからかうような冗談を口にし、直後にスミスが登壇して平手打ちした。