堂本光一「SHOCK」“階段落ち”2年ぶりに魅せた 22段「あぁ、あの痛みだ」

 熱演を見せる堂本光一(右)と佐藤勝利(撮影・金田祐二)
 取材に応じる堂本光一(撮影・金田祐二)
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 KinKi Kidsの堂本光一(43)が5日、東京・帝国劇場で、主演ミュージカル「Endless SHOCK」の本編撮影と会見を行った。10日に同劇場でスピンオフ作品「Endless SHOCK-Eternal-」が開幕(5月31日まで)。それに先立ち、9日に「-SHOCK」本編を無観客配信する。この日は配信公演の撮影に臨み、本編の名シーンの一つ「階段落ち」を2年ぶりに披露した。

 22段、高さ4・84メートルの階段を転げ落ちる名物の「階段落ち」。帝劇で本編の映画作品を無観客撮影した2020年3月以来2年ぶりの敢行で、迫力のパフォーマンスを披露した光一は「ブランクはなかった。すんなり落ちられてるので。まだまだ落ちられます。久しぶりの感覚でした。『あぁ、あの痛みだ』って」と心地よさそうに振り返った。

 史上初の2作同時製作に挑んでいる。新型コロナウイルスの感染対策を講じた演出で送る「Eternal」は、本編の3年後の世界を描いたスピンオフ。前提となる“元祖”の魅力も知ってもらおうと、光一が本編配信公演を企画した。

 タイトなスケジュールの中、同時並行で稽古。特に本編は激しい殺陣シーンが見どころで運動量も非常に多い。光一は「本編ってキツいなって思いますね。誰?これやろうって言ったの」とおどけたが、理想を極める表情は充実そのものだ。

 コウイチ(光一)のライバル・ショウリ役として今作から出演のSexy Zone・佐藤勝利(25)は「本編をやっていないと感じることのない気持ちや感情が出てきて、『SHOCK』の世界にものすごく入らせていただいた」と力を込めた。

 本編が舞台で上演されたのは20年2月26日が最後。光一は「博多座の時には本編ができればいいなと思います」と、9月の福岡公演に思いをはせた。

 そして、胸を去来するのは恩師・ジャニー喜多川さんの「平和でなければエンタメは成立しない」という言葉。「今、世の中、目を覆いたくなるような、耳をふさぎたくなるようなこともたくさんありますが、エンターテインメントを通じて少しでも心の潤いを届けられるといいなと思っています」と、平和の象徴であるエンタメに力の限りを尽くすことを誓っていた。

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