ＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が６日、放送され、初代ヒロイン・安子とみられるアニー・ヒラカワ（森山良子）の激走に後番組「朝イチ」で視聴者からツッコミがあった。

　アメリカに帰国するとみられていたアニーだったが、るい（深津絵里）がステージに立つ予定の岡山の「クリスマスジャズフェスティバル」の会場に姿を見せた。アニーを見つけたひなた（川栄李奈）は「おばあちゃん！」と声をかけるが、アニーはダッシュで逃げ出してしまう。ここから約５分間、アニーとひなたの追いかけっこが描かれた。

　朝ドラ放送直後の「朝イチ」では、ＭＣの博多華丸・大吉の大吉が、今月１日に同番組に出演した川栄が「走るシーンがある」と語っていたことを振り返った。「思ってた以上の激走というか、長距離に見えます」と伝えた。華丸は「（ひなたが）だいぶ、距離離されましたよ」といじった。

　続けて鈴木奈穂子アナウンサーが「多分ＢＳで（総合より早く）見た方から早速メッセージが」と岡山県民からの言葉を読み上げた。「演出上であることは承知していますが、あの距離を実際走るとすると、安子おばあちゃん、５キロくらい全力疾走したことになります」と地元民ならではの分析を紹介した。

　大吉は「イメージ映像だと思う。じゃないとアニー・ヒラカワ、正体ルパンだよ」とあきれ顔だった。ここで紹介されたゲストの美容家・ＩＫＫＯが「全力～」とあいさつ。スタジオは爆笑となり、大吉は「ＩＫＫＯさん、助かるー」と空気を変えてくれたことに感謝していた。

　「カムカムエヴリバディ」の公式ツイッターでは、アニーの走る姿の画像を掲載。「安子さん、あなたの全てが詰まった岡山に戻って来たのなら…少しでも、会いたい気持ちがあるのなら…」とコメントを掲載した。