谷原章介、相次ぐ芸能界の性加害報道に「膿は出し切るべき」

 俳優の谷原章介が6日、MCを務めるフジテレビ系「めざまし8」に出演し、芸能界で相次ぐ性加害報道について「膿(うみ)は出し切るべき」と思いを語った。

 映画監督の榊英雄氏、俳優の木下ほうかに続き、「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」などで知られる園子温監督も4日、「週刊女性PRIME」に自身の監督作品への出演と引き替えに、複数の女優に性行為を強要したと報じられた。

 園監督は5日、所属事務所の公式ホームページに直筆とみられる文書を掲載。騒動について「深くお詫び」したが、一方で、報道について「事実と異なる点が多く」あるとしている。

 谷原は園監督のコメントについて「否定されたってことは、告発をした女優さんなり女性たちがうそを言っているということで、ぼくらは受け止めるしかない」と指摘。園監督とは仕事をともにしたことがなく「人となりもまったく分かりません」とした。

 続けて「間違いなく映画界だけではなくてエンタメの業界全体的に、音楽だろうが舞台であろうがドラマであろうがテレビであろうが、こういったもの(性加害)があるからこそあぶり出されてきてる問題だと思うんですよね」と園監督個人だけの問題ではないとした。「どうしても男性の方が物理的に力が強いので、きちんと女性に対する配慮をしないといけない」と指摘。「膿は出し切るべきではないのかなと思います」と厳しい表情で現場の状況の改善を訴えた。

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