ダウンタウンNGK漫才 同期トミーズ雅[芸人は見たらアカン。俺怖くて見れない」観賞芸人らヘコむ
漫才コンビ・トミーズが9日、MBS「せやねん!」に出演。前週末に大阪・なんばグランド花月で行われた吉本興業創業110周年公演「伝説の一日」で、同期のダウンタウンがNGKで31年ぶりとなる漫才を披露した舞台裏を明かした。
雅は、「30分やりたくって爆笑とって、それを芸人が見ようとして、若手が言うてた。(舞台)袖におられへんねんて」と振り返った。アキナ・秋山賢太は舞台袖で見ようとしたところすでにギュウギュウ状態で、大型モニターが設置された部屋で見るように言われたが、「そこも花見の場所取りと一緒」と、芸人があふれたことを明かした。
アキナ山名文和は、舞台袖の両側の先頭には木村祐一と今田耕司がいたと明かした。
雅がダウンタウンの漫才が終わった後の芸人らの様子を聞くと、アキナの2人は、天を仰ぐ芸人、うつむく芸人、小さく拍手する芸人もいたとし、生で見られた感動はあるが、芸人としては「ヘコむんですよね」と話した。
雅は「井上尚弥のスパーリングを見たんと一緒やと思う」と例え、ダウンタウンの漫才を「ほんまは見たらアカンねん。同業者はヘコむ。だから俺、まだ見てへんもん、怖いから」と告白した。
雅は、ダウンタウンについて「誰もがしたい笑いの取り方をしはんねん」と指摘。相方の健も「30分、ネタせえ言われたらできるけど、打ち合わせなしで、そんなん漫才じゃないもん、ほんまは。それができるいうんが凄い」と語った。
雅は、ダウンタウンの影響で、まねて、小声でしゃべるコンビが増えたことを回顧。「こいつらは165キロの球を投げれるやつが、100キロの球を投げとんねん」と説明し、健も「うわべだけ真似してもダウンタウンにはなられへんねん」と語った。
雅は「だから、うーん、同期にようこんなんがおったなと」とうなり、アキナに「お前ら先輩やからええわ、おれら同期におったんやで。こんなバケモンが」と語った。健も「だから早々にこんなんなってもうた。あっちの路線すぐ捨てたもん」と笑わせていた。