野口葵衣アナウンサーが９日放送の「ブラタモリ」にアシスタントとして初出演した。初対面のタモリに対して若者言葉を使い、ハートをキャッチした。

　この日の番組は、「大名屋敷」がテーマで、オープニングは東京・千代田区のホテルニューオータニの庭園からスタート。タモリが「申し遅れました。初めまして」とあいさつすると、野口アナは「私こそ。すいません。初めまして。福岡放送局の野口葵衣と申します」と笑顔であいさつした。

　「この番組見たことあります？」と聞くタモリに野口アナが「あ、見たことあります」と答えると「あ、そうですか」とタモリは苦笑。テロップには「視聴者！」と出た。

　野口アナが「タモリさんとブラブラするんですよね」と物怖じせずに話すと「ブラブラするだけです。大丈夫です。ブラブラしてりゃいいんです」とタモリ。「この方もいずれ出世するんでしょうね」と、歴代のアシスタントを務めた桑子真帆アナ、林田理沙アナらがその後に看板番組のキャスターを担当していることをふまえてコメント。野口アナも「先輩方がすばらしいご活躍ですから」と落ち着いた対応ぶりを見せるなど、大物ぶりを印象づけた。

　その後は専門家と３人でバスで都内の大名屋敷だった場所を訪ね歩いた。タモリが「江戸城のまわりはほとんど大名屋敷で大名が住んでいたんですね」と話すと、野口アナは「バリキャリが済んでいるってことですか？」と質問。「バリキャリ？」と目が点になるタモリに、野口アナは「バリバリ働く…アナウンサーがこんな言葉使っちゃダメか」と恐縮した。

　タモリはそれでも「バリキャリって言うんだ。いや、いいですよ。バリキャリだから～。バリキャリじゃん」と野口アナのワードセンスを一発で気に入った様子だった。