「ゴゴスマ」識者 プーチン氏の狙いは「ウクライナ全土を誰も住めない国土にしてやる」
ロシア政治を専門とする筑波学院大学の中村逸郎教授が12日放送のTBS「ゴゴスマ~GoGo!Smile!~」に出演。ウクライナ東部の攻撃を激烈化させているロシアのプーチン大統領の狙いについて「どうやら、ウクライナ全土に対して、もう誰も住めないような国土にしてやろうと」と語った。
さらに「ウクライナは難民がどんどん出ている。いま430万人と言われていますが、これが800万、1000万人という数に上るんじゃないかと。そうした中で化学兵器が本当に使用されたとするなら、ウクライナにとどまっている人たちには大変な恐怖となる。プーチン政権からすれば、ヨーロッパにもっともっと難民を送ってやろうという戦略が見え隠れする」と話した。
この日、ロシア軍がウクライナ東部マリウポリで化学兵器サリンを使用したと報じられており、呼吸不全に陥る市民があらわれているという情報もある。