ゴゴスマ識者 会見でのプーチン氏の変化に着目「気持ちの揺れが大きく、体を支えようと」
ロシアのプーチン大統領の研究を専門とする筑波学院大学の中村逸郎教授が13日、TBS「ゴゴスマ」に出演。プーチン氏が12日にベラルーシのルカシェンコ大統領と会談した際の変化に注目した。
中村氏は「私は(会談後の)会見でのプーチン大統領のネクタイに注目した。ここしばらくでは初めて、ネクタイが黒っぽい。普通はワイン色とか紫とか明るい色なんですね。ということは、先週の金曜ですけど、ペスコフ大統領報道官が『いま、ロシア兵の中でたくさんの犠牲者が出ている』と認めた。プーチン大統領が『作戦通りに進んでいる』と認めているが、実際には、ネクタイを見たり、報道官の話を聞いたりすると、決して今回の戦争はうまく行っていない。そのことを国民もネクタイを見ながら感じ取っているのではないでしょうか」と話した。
石井亮次アナウンサーが「このネクタイは哀悼の意を表しているということなんでしょうか?」と尋ねると、中村氏は「私はそう思います。プーチン大統領が黒いネクタイをするなんて、めったにない。実はロシア側にも犠牲が多いということをこの黒いネクタイに込めたということです」とうなずいた。
さらに、会見中にプーチン氏が何度も手元のメモを確認いしたり、細かく体が揺れている様子にも着目。プーチン氏が股を大きく広げて立っていることも「ほとんどない。気持ちの揺れが大きくて、できるだけ体を支えようとしているように見えた」と話した。