古舘伊知郎「プーチン氏の動揺を感じる」ベラルーシ大統領との会見に言い訳が多かった
タレントの古舘伊知郎が13日、TBS「ゴゴスマ」に出演。ウクライナへの攻撃を激化させているロシアのプーチン大統領の動揺を、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会見から読み解いた。
プーチン氏は12日にルカシェンコ氏と対談し、その後、会見を行った。
古舘はその会見でのプーチン氏の言説に注目。「ロシアとベラルーシ、ウクライナは一つの民族なんだからという前に『こういう風に言うと奇妙に聞こえるかもしれないが』というエクスキューズ(言い訳)が入ったり、そのあとに『隣のルカシェンコ大統領も言っていたように、他の選択肢がなかった』と、プーチン大統領の心理的な動揺を感じちゃうんですけど」とコメント。プーチン研究を長年続ける筑波学院大学の中村逸郎教授に問いかけた。
中村氏は「おっしゃる通りだと思います」と肯定。「プーチン大統領は前はロシアとベラルーシ、ウクライナで連邦国家を作りたいという構想を持っていた。でも、それが実現できない。もしかしたら、ベラルーシの中で反プーチン、反ルカシェンコという市民運動が起こってくると警戒している。前回の大統領選挙のときに大変な不正が明らかになって、国内で反ルカシェンコ運動がすごく激しかった。これがウクライナの刺激を受けて、ベラルーシの中でもその動きが出てくるのではないかと、ルカシェンコ氏もプーチン氏も動揺が走っているのかなと読み取りました」と話した。
MCを務める石井亮次アナウンサーは「強気一辺倒だったプーチン大統領が、ややですが、弱気にも映る」と解釈すると、古舘も「横揺れしている」と理解した。