れいわ・山本太郎氏 衆院議員辞職し、参院選出馬を表明「政治の暴走止めるため」
衆院議員でれいわ新選組の山本太郎代表(47)が15日、衆院に議員辞職届けを提出し、6月22日公示が有力視される参院選挙に出馬することを発表した。都内の衆院議員会館で会見し「今年の参院選挙が終わった後、3年間の政治的な空白期間ができます。権力を持った者たちにとっては黄金の期間。その間に行われるであろう政治の暴走を止めなければいけない」と意図を説明した。
グレーのスーツにピンクのネクタイを合わせた山本氏は、今夏の参院選では自民党が大きく議席を減らすことにはならないだろうと分析。参院選後に3年間、選挙が行われない可能性があるため「3年間は危険なものになると思います。最悪の事態としては戦争の当事国になることもありえるかもしれない。空気を読まない私たちが議席を増やし、声を大きくしていく必要があると思います」と訴えた。
山本氏は昨年9月の衆院選で比例代表東京ブロックから出馬し、当選。山本氏の辞職後は、れいわの次点候補だった櫛渕万里氏(54)が繰り上がる。
れいわの現時点での参院議席数は2。比例ではなく選挙区で立候補するとした山本氏は落選のリスクにも触れ「勝てる保証なんかない。でも、危機感なさすぎないかってことなんですよ。公文書が改ざんされる国ってありますか?もう壊れているんだよってことなんです。波静かな国会で選挙を迎えて、その後に地獄がくるならやるしかない。選挙区で議席をもぎ取りに行く」と声を強めた。