寺島しのぶ、演出家からの「バカ」「ブス」は心の中で“変換”されていた
女優の寺島しのぶが17日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、演出家から受けた“暴言”についてコメントした。
女優らに対する性加害問題についての話題。寺島自身は危険な思いをしたことはないそうで「周りの人たちがちゃんと守ってくれてたのかな」と感謝した。
一方で、厳しい指導で知られた故・蜷川幸雄さんからは「しょっちゅう『バカ、ブス、死んじゃえ』」などときつい言葉を投げつけられていたことも告白した。「わたし自身も『バカ』が『利口』とか、『ブス』が『すごいきれい』とか、怒鳴られることが『わたし、ものすごい期待されてる』みたいな声に全部聞こえてきたので」と自身の中で暴言が期待の裏返しであると“変換”されていたとした。
信頼関係が構築されていた蜷川さんの指導は「ありがたい」と感じていたという。ただ、だれでも同じように感じるわけではないことも理解している。「受け取り方もあるだろうし」と、同じ単語でもまるで逆になる可能性があることも指摘した。