河野太郎氏 若い世代の3回目接種進まず「もう少しデータを示して」 広報不足認め

 自民党広報本部長、河野太郎元ワクチン接種担当相が17日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。新型コロナウイルスの3回目接種について、「若い方も積極的に打っていただく」とさらなる広報の必要性を認めた上で、4回目接種について、「若い人はひっちゃき(積極的、一生懸命)にやらなくていい」と述べた。

 自民党のプロジェクトチームは15日、4回目接種の主な目的を「重症化予防効果」とし、高齢者や基礎疾患を持つ人を対象に推進すべきとする提言案をまとめた。

 河野氏は「イスラエルの研究データを見る限り、高齢者や基礎疾患のあるリスクの高い人は、3回目から一定期間をすぎたところでもう1回(4回目を)打っていただく方が重症化を防ぐ意味でもいい。若い方については、そこは今までのように、ひっちゃきに4回目はやらなくてもいいのかな、という感じですね。やはりリスクの高い方は、もう1回打っていただく方がいいと思います。3回目までは若い方にもしっかり打ってもらって」との考えを示した。

 3回目接種を終えた人は47・64%(15日発表)。若い世代の接種がなかなか進まないことにも触れ、「オミクロン株でも重症化する人、軽症ですんでも後遺症で苦しんでいる人もいる。3回目までは、若い方にも積極的に打ってもらった方がいい」と呼びかけた。

 また、「何で3回目が必要なのか、副反応は2回目に比べるとそんなにひどくありません、ということを、もう少しデータをしっかりお示しすれば、若い人は自分で判断して打ちに行こうということになる。そこの広報の力の入れ方」と広報不足も認めながら語った。

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