将棋の藤井聡太竜王（１９＝王位・叡王・王将・棋聖）が１８日、東京・将棋会館で行われた「第４９回将棋大賞表彰式並びに令和４年度昇段者免状授与式」に出席した。２年連続して最優秀棋士賞に選出され「光栄に思っております」と喜んだ。

　豊島将之九段（３１）との竜王戦第４局が名局賞に選ばれたことに触れ、「昨年度は私自身、印象に残る対局が多くありました。その中でも竜王戦第４局では、最終盤で非常に難解な局面が現れました。私自身、将棋の奥深さを改めて感じることができました」と述懐。「対局を見ていただいたみなさまにも、そのことを共有していただくことができたのではないかと思い、うれしく感じています。昨年度の経験を生かし、今後より一層精進して参ります」と意気込んだ。