テレ朝・松尾アナ、ロシア軍の「名誉」に涙「悔しい思い」でニュース読む
テレビ朝日の松尾由美子アナウンサーが19日、同局系「スーパーJチャンネル」に出演し、涙ぐみながらニュースを読む一幕があった。
松尾アナはロシアのプーチン大統領が、ウクライナのブチャで活動した部隊に名誉称号を授与したというニュースを読み上げた。「プーチン大統領はこの部隊について『偉大な英雄的行動と勇気を祝福し、特別軍事作戦の手本となるような存在だ』としてたたえています」と伝えた。
プーチン大統領のニュースは冷静に読み上げたが、続けて「VTRでもお伝えしました製鉄所にはいまだに市民の方が多く残っています」とコメントすると言葉を詰まらせて「すいません…」と涙をぬぐった。
名誉称号のニュースの前には、ウクライナのアゾフスタリ製鉄所の様子が報じられており、子どもを含む多くの民間人が製鉄所内に避難していることが伝えられていた。ブチャでは、ロシア軍が撤退した後に多くの民間人とみられる遺体が発見されており、虐殺があったとみられている。
松尾アナは、子どもたちが避難を余儀なくされ、虐殺が「名誉」とされたことに感情が表に出てしまったとみられる。「ごめんなさい、さっきのニュースが、悔しい思いで読んでしまいました」と正直な心境を告白。言葉を震わせながら「すいません、冷静さを保ちます」と進行した。