「鎌倉殿」上総介謀殺 漆黒の闇に「二番目の被害者」後の命運変えた暗黒事件 ネット震撼「胸にくる」
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の公式インスタグラムに19日、衝撃が走った第15回「足固めの儀式」(17日放送)の印象的シーンとして、漆黒の闇の中で梶原景時(中村獅童)と梶原景季(柾木玲弥)の父子が、苦悩する場面写真が投稿された。
源頼朝(大泉洋)が恩ある上総広常(佐藤浩市)を理不尽に謀殺して衝撃が走った事件で、頼朝は石橋山で命を救ってくれた恩人でもある梶原景時に、上総介暗殺を命じた。景時にも謀反加担の嫌疑を向け「疑いを晴らせ」と迫った。
景時は景季に双六を持ってこさせて、「上総介殿を斬るなど、ためらわざるを得ん」と声を絞り出し、「ここで死ぬべき男か否かあとはサイの目に聞くよりほかあるまい」とサイコロを握りしめ、自ら決断できない苦悩を語る様子が描かれた。
仲間を斬ったことが、後の命運に影響したとの指摘もある。
謀殺事件の2番目の被害者とも言える立場に追い込まれた景時についても、ネット上で「汚れ役やらされる梶原景時…頼朝エグい」「梶原景時も気の毒だ」「命の恩人の梶原景時にこんな汚れ役を押しつけるなんて」と反応するコメントが続いている。
公式の写真投稿にも「汚れ役を引き受け、実行する景時の心はどんな思いなのだろうと想像すると、複雑な気持ちになります」「いつも冷静な景時が初めて人間らしくて…辛そうでしたね」「アングルが胸にきます」「景時父子の苦悩いかばかりのものか」とのコメントが集まっている。