新設の夜間中学入学生「涙が出てきた」15都道府県に40校 年齢、国籍もさまざま
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「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれる、シンガー・ソングライターの半崎美子(41)が19日、北海道札幌市に新設された市立星友館中学校の開校式・入学式で、作詞・作曲した同校の校歌「私の物語」を歌唱した。
中学校夜間学級(夜間中学)は今春に全国で4校が開校され、15都道府県に40校が設置されている。不登校や海外での教育事情、戦争の影響などで義務教育を修了できなかった、年齢も国籍もさまざまな人たちが在学。時間割ごとに学習を進め、中学校卒業資格を得ることができる。
星友館中学校の一期生66人のうち10代は8人、80代は3人、外国籍や外国にルーツのある生徒は6人。入学生代表のスピーチをした酒井順子さん(78)は校歌を聴き「人は学びによって環境や世界を変え、力強く生きることができる。すばらしくて涙が出ました」と感動していた。